AIによって仕事の効率は確実に上がりました。 しかし、効率化した分だけ仕事が増え、楽になった実感がない人も多いのではないでしょうか。
- 効率化そのものには幸福がない
- 速く終わる仕事は、さらに仕事を呼び込む
- AIが生んだ時間をどう使うかは人間次第
この記事では、AI時代における「効率のその先」について、 創造・時間・仕事の価値という観点から考えます。
効率化ってなんだったんだっけ?
夜遅く、仕事を終えてパソコンを閉じようとした時、ふと思った。
今日、自分は何をしたのだろう。
AIのおかげで作業は確かに早く片付いた。 でも、その「早さ」の分だけ、次の仕事が積まれていく。
タスク管理ツールに並ぶ仕事たちは相変わらず片付かない。
効率化ってなんだったんだっけ?
制約が創造を生む
人間というのは面白いもので、制約があると燃える。
ファミコンの時代を思い出す。
あの頃のゲームは、今から見れば制約だらけだった。
- 色数は限られている
- 音は電子音
- キャラクターはドット絵
それでも作り手たちは、その狭い箱の中で驚くほど豊かな世界を生み出した。
そして受け手である僕たちも、その世界に夢中になった。
制約は、創造の敵ではなかった。
むしろ、制約があったからこそ工夫が生まれ、 工夫が熱を帯びた。
AIが「足りない」を埋めた世界
ところがAIは、その「足りない」を埋めてしまった。
いや、埋めてくれたと言うべきかもしれない。
これは恩恵なのか。 それとも何かを奪われたのか。
答えが出ないまま、いろんな立場の人に話を聞いてみた。
- クリエイター
- 経営者
- 会社員
- フリーランス
業種も年齢もバラバラに。
評価が分かれる理由
興味深かったのは、評価がきれいに二つに割れたことだった。
ある人はこう言う。
AIが来て、やっと自由になれた気がする
別の人はこう言う。
AIのせいで、前より疲れるようになった
同じ道具を使っているのに、 見えている景色がまるで違う。
この差はどこから来るのだろう。
しばらく考えて、ひとつの仮説にたどり着いた。
効率化そのものには、幸福がない。
効率のその先へ
効率化して十の仕事を八でこなせるようになっても、 浮いた二の時間は「余裕」にはならない。
むしろ「まだできるでしょう」と、 十二の仕事が降ってくる。
速さに慣れれば、 もっと速くを求める。
だから、あるとき決めた。
効率化をやめようと。
正確に言えば、 効率化を「目的」にするのをやめた。
浮いた時間で、 今まで手が届かなかったことをやる。
- 試したかったことに触れる
- 新しい価値を作る
- 今ある価値をもう少し深く磨く
そう意識を変えたら、 不思議と景色が変わった。
AIは時間をくれる。
でも、その時間をどう使うかは、 まだ人間の領域にある。
まとめ
AIによって効率は確実に上がりました。
しかし本当に大切なのは、 効率化そのものではありません。
- 浮いた時間で何をするのか
- どんな価値を生むのか
- 何を創造するのか
AIは時間をくれる。
その時間を
- 「もっと多く」を目指すのか
- 「まだ見ぬ何か」を探すのか
その選択が、 これからの働き方を大きく変えていくのかもしれません。
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※XAが運営するNoteメディアの記事を転載しています。
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