ブランドについて
株式会社アイジーエーは、レディースアパレルブランド「axes femme」を中心に、独自の世界観を持つファッションを全国へ発信するアパレル企業です。
ヨーロピアンヴィンテージの美しさと現代的なデザインを融合させた商品展開を行い、幅広い世代から支持されています。代表取締役社長 五十嵐 昭順 氏のもと、現場の声を経営に通すコミュニケーション設計を重視。社員と経営の距離を縮める仕組みづくりに、AI 活用を含めて投資されています。
ご依頼内容
代表の人格を学習した AI を社内に導入し、社員が気軽に相談・意見投稿できるチャット環境を整備したい——というご依頼でした。
対面コミュニケーションだけでは拾いきれない現場の声をリアルタイムに把握し、双方向のコミュニケーションを活性化する仕組みづくり。AI 単体の導入ではなく、組織のコミュニケーション基盤として機能する設計までを並行してご支援しました。
課題
代表と従業員は直接会えば意見交換が活発に行われていたものの、会えないときはフォーム入力が主な手段となり、温度感やニュアンスが伝わりにくいという課題がありました。現場からの声を継続的かつ自然に吸い上げる仕組みがなく、発信量にも波がある状態だったのです。
AI 活用に興味はあるものの、自社でどのように役立てられるか具体的にイメージできていなかったことも、立ち上げの障壁になっていました。「形だけの AI」ではなく、本当に社員の役に立ち、業務効率化につながる意味のある仕組みをつくる——これが本プロジェクトの起点です。
実施内容
01. 代表の人格を学習した AI モデル「いがちゃんAI」
代表取締役社長 五十嵐 昭順 氏の人格・価値観・話し方を学習した AI モデル「いがちゃんAI」を構築。思考パターン、判断の傾向、語彙、トーンを丁寧に取り込み、社員が安心して話せる「もう一人の社長」をデジタル上に成立させました。
命名の「いがちゃん」には、社員との距離を近づけたいという代表の思想を反映しています。形だけの AI ではなく、ブランドと組織文化を内包する人格設計に踏み込みました。
02. 社員チャット導線とフィードバック運用設計
社員が気軽に相談・投稿できるチャット導線を整備し、アナログなフォーム依存から脱却。業務相談だけでなく、個人的な相談まで自然に流せる空気をつくる UI / 運用設計を組み合わせました。
収集された声はリアルタイムに代表側にフィードバックされ、経営判断にも反映される循環を構築。社員側にも「相談からの学び」や「日々大事にしている考え方」を返す出力経路を整え、双方向の対話が継続する仕組みにしています。
「社長・会長と呼ばれると距離が遠く感じる。だからこそ"いがちゃん"。社員との距離をもっと近くしたい思いを象徴する名前として『いがちゃんAI』と名付けました。」

成果
社員からの相談回数が明らかに増加。アナログ運用時より風通しが向上し、業務相談だけでなく業務外の話題まで自然に流れるようになりました。社員のモチベーション向上、代表と社員の距離感の縮小につながっています。
経営側も組織状況を把握しやすくなり、マネジメント判断と意思決定の精度が向上。AI を入れて終わりではなく、コミュニケーションの双方向化を生み出す組織基盤として機能しています。
定量の効果以上に重要なのは、「相談していい場所」が社内に明確にできたこと。声を集める導線、判断の通り道、人格を介した対話のリズム——組織が自分のリズムで対話を維持できる土台が整いました。五十嵐社長へのインタビュー全文はこちらもぜひご覧ください。
株式会社アイジーエー
レディースアパレルブランド「axes femme」を中心に、独自の世界観を持つファッションを全国へ発信するアパレル企業。ヨーロピアンヴィンテージの美しさと現代的なデザインを融合させた商品展開を行い、幅広い世代から支持されています。